「建設サラダボウル」と「Doboku Lab」という土木・建設系団体のコンセプト。

どうも、Doboku Lab 1期生の浅野です。

今年の7月から立ち上がったばかりの建設系オンラインサロン「建設サラダボウル」の運営を担っていられる溝口洋輔さんと、お互いの団体に関して様々なことを話してきました。

はじめに

まず紹介させていただきます。両団体の概要がこちら。

建設サラダボウル


「サラダボウル」は、多文化主義的な考えを表現した言葉です。「トマト、レタス、きゅうりといったそれぞれの野菜が持ち味を出し合うことによって、全体として美味しい味が出来上がるように。」という考えから生まれました。「建設サラダボウル」は、建設業界に勤める人、職人さん、商社といった今建設に関わりのある人だけでなく、学生、就活・転職などでこれから関わろうとしている人、はたまた全く違う業界の人…様々な背景を持った人達が悩みを共有したり、知見を共有したりする場所になるよう想いを込めて立ち上げました。

Doboku Lab

Doboku Lab(ドボクラボ)とは、「土木が広がる。」をキャッチコピーに、土木を様々な面から考えている団体です。学生のみで活動するのではなく、とても有難いことに、土木系の協会・学会・メディアの方々のお力添えとともに活動しています。

それぞれのメンバーは自分のやりたいことだけに取り組み、何かを強制されることはありません。そして、代表や執行部などの上下関係の生まれる制度は一切なく、メンバーであれば何でも行うことが出来ます。

団体を名乗っていますが、参加するメンバー全員がイベント準備や記事発信をしていくわけではなく、ただコンテンツを楽しむというメンバーもいます。たくさんの人が気軽に「土木を楽しむ」ことができれば嬉しいです。

溝口洋輔(みぞぐちようすけ):地球の外科医

五洋建設、パシフィックコンサルタンツなどを経て、建設業に参入したい異業種の方へのアドバイザーを行っています。また、調査会社やITベンチャー企業の技術顧問をしています。小水力発電の設計、施工計画が得意分野です。大学院で海の波を研究していた経験から、「水」に関わる土木を中心に様々な活動に挑戦しています。

浅野太我(あさのたいが):土木学生

茨城大学で土木を学んでいます。勉強仲間の獲得や視野を広げるということを目的に、Doboku Labという団体をやっています。土木学会誌の編集委員でもあります。土木に関する話を先輩方から聞くことが好きです。

団体名について

浅野
サラダボウルという名前はいいですよね。とても好きです。

溝口
運営のみんなで考えて、建設るつぼなんていう案も出て、さすがにマイナスイメージ過ぎるんじゃないか?という理由で却下になりました(笑)

浅野
そんな案が!Doboku Labという名前は、自分が「ラボってかっこいいよな…!」と勢いでつけてしまっているので、考えられた名前は羨ましいです(笑)

立ち上げの経緯について

溝口
Doboku Labは5月に立ち上がったの?

浅野
はい、そうです。厳密に立ち上がった時期は4月ですが、動き出したのは5月ですね。最初は知り合いの土木学生5人くらいで集まって「新しいことやるぞ」って言って集まりました。学生らしい、指揮命令系統のない、上下関係・利害関係のない関係をつくり出せています。今は人数も増えて、多くの社会人の方もお力添えしていただき、色々なことに取り組んでいます。

溝口
学生らしい団体の方が楽しいよね。

浅野
学生らしさしかないです。建設サラダボウルはどのように話が出たのですか?

溝口
当初内装屋の紀子さんと一緒に何かやりたいねという話をしていました。僕は土木出身、紀子さんは建築内装業界で、隣にある分野にもかかわらず、節点がないのはもったいないよねっていう話になったんです。ただ、やっていることは結構毛色が違うので、何をやっていくかはすぐに決まりませんでした。そんな中、二人の間で二つのキーワードが飛び出したというのがきっかけです。一つは安全で安心な世界を創るという事、一つはボーダーレスな環境を創ることでした。そこでオンラインサロンという形が相応しいのではないかと思い、建設サラダボウルという形になりました。

コンセプトについて

溝口
Doboku Labのコンセプトは?

浅野
メンバーの中で共通しているのは、視野を広げて、10年後・20年後、自分が一人前になったときに、横にいるみんなと盛り上がっていきたいという思いです。「未来の土木偉人は僕らである」と表現するメンバーもいます。対して、個人としての思いは、勉強仲間の獲得が出来る場になればいいなという思いもあります。僕の周りには、土木に真面目に取り組んでいると「何を真面目にやってるの…?」と煙たがる人もいます。しかし、それを煙たがらない人もいる。そういう人たちだけで集まって、一緒に勉強することが出来ればいいなと思っています。

溝口
学生の中で、盛り上げようという気持ちはある、但し少しずつみんなの方向が違ってもいいという雰囲気なんだね。なんとなく前にベクトルが向いてるということだね。(数学的には内積が正であれば良いと理系的なことを言ってみる。)

浅野
その通りです。あまり決まっていないまま、走ってみようかと。建設サラダボウルのコンセプトはどのようなものがありますか?

溝口
発注者や受注者、監督や職人、設計者や施工者、建築と土木、学生と社会人など現実世界では濃い線引きをされているものに対して、オンラインサロンの特徴であるクローズドな空間で限りなくボーダーレスにしたいという思いがありました。クローズドな空間であれば荒らしや関係のない人をふるいにかけることができるので、安全・安心な空間にできると思いました。

浅野
僕もクローズドで良いと思います。多くの人と交流するというよりも、誰と交流するかが重要だと考えます。大学や学年もばらばらのメンバーと話していて思うのが、どういった属性の人関わるか、多くの人と関わるか、ということではなく、どれだけ似た温度感をもっているのかが重要と感じています。温度感が合うと、それだけで価値のある集まりになると感じています。周りに勉強仲間がいないとか、学歴コンプレックスとか、そういう小さなことで学ぶのをやめてしまうくらいなら、Doboku Labに来てほしい。今後何十年もの間、楽しく土木と向き合うための入り口になりえるのではないかとすら感じています。

溝口
その通りだと思う。なんか「ヒカルの碁」を思い出したなぁ。碁の神様って孤独だなぁ。神の一手を極めるには才を持つものが二人いるんだっていうところ。それって、熱量に近いよね。

取り組みについて

溝口
Webサイトで構造力学の問題をつくったり、面白いことやっているよね。

ドボククイズ
土木の勉強をすれば身につく感覚をクイズにすることなどを企画中です。

Doboku Lab

浅野

見てくださって、ありがとうございます。あのような形で勉強したい訳では決してなく、趣味やエンタメとして土木を発信したいと考えています。土木は少しの教養さえあれば、エンタメになると感じていて、学生のうちに土木を楽しめるようなると幸せになれるのではと(笑)

溝口
僕らも口出したいと思う(笑)

浅野
ぜひお待ちしてます!それ以外にも社会人さんに話を聞いたり、大学を越えて課題を一緒に考えたり、似たことを学んでいる学生が集まると色々できちゃうんですよね。
建設サラダボウルさんとの間でもできることは無限大ですよね。何かやってみたい。

溝口
講演会みたいのもいいけど、もっと気軽なことをやってみたい。5人くらいで集まるだけでもいいと思う。

浅野
色々な働き方をしている社会人さんを見ることが出来るのは学生にとって確実にいいことだと考えます。学生として何か建設サラダボウルに寄与できるわけではないですが、参加する事で学生にとってはメリットが多いです。

溝口
僕ら社会人のためになるかどうかはあまり大事じゃないので大丈夫だと思います。なるべくたくさんのことを吸収してもらうのが恩返しだと思ってくれれば、僕らはそれで満足できるし、それこそが育てるってことだと思うので。今はどちらかというと発信することに意義があり、受信したいという学生君たちと触れ合うだけでも、自分の仕事にやりがいが持てたり、意識を高めたりできる効果もあるんじゃないかなと思うよ。

さいごに

私たちDoboku Labも活動を始めて3か月しか経っていませんが、こうして繋がりが増えていく速度は「尋常ではない」レベルです。

建設業は変化が必要だ、と各所で言われています。本当に変化する必要があるのか、変化するべきなのか、どんな変化が良いのか。様々な立場の人との間で考えられると、より最適解につながるのではないでしょうか。

また、こうしたときは「Think Big, Start Small」という考えがしばしば登場します。こういった「まず集まる」ことが、Start Smallになるのではないでしょうか。

建設サラダボウルさんから、オンラインサロンとして、社会人の方として、先輩として、様々なことを吸収できると、学生にとっては良い獲得になるはず。

建設サラダボウルさんに参加されたい方は以下のリンクにアクセスしてください。

Doboku Labに参加したいと思ってくれた学生の方は、SNSやメールで連絡いただければご招待します。

それでは、また!