外出自粛でもドボク旅行…!『ヨーロッパのドボクを見に行こう』

こんにちは!Doboku Labの浅野です。

この「土木学生の書評」では、土木学生が日々の勉強で読んだ本の感想などを共有していきます。

今回は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で外出がしにくいこんな時に、おすすめの本を紹介します。

本の概要

千葉工業大学の八馬智教授の著書『ヨーロッパのドボクを見に行こう』という本です。

この本の評価
ヨーロッパの土木写真の数
(5.0)
旅行したくなる度
(5.0)
ドボクオタク度
(5.0)

この本は、とにかく「ヨーロッパの土木」を濃く書いています。

フランス・ドイツ・オランダ・ベルギー・スイスの土木について、多くの写真とともにその国の特徴が表現されています。

著者の八馬智先生は、フランスは「シャレオツドボク」、ドイツは「かたぶつドボク」、オランダは「へんてこドボク」、ベルギーは「ダサかっこいいドボク」、スイスは「したたかドボク」というように、それぞれの土木には(国には)特徴があるという話を書かれています。表現が可愛いですよね。(笑)

紹介されている写真には、本当にそれを体現する土木構造物が多く登場します。

Doboku Lab編集部

土木はその国の歴史そのものであるということが良く分かります。社会基盤が文化に影響を受けない訳がないですからね。

好きなところ

この本の好きなところは、その国はどのような文化があって、そのためこんなドボクになっているという、文化と土木の繋がりが見えるところです。

その例として、フランスに関する記述を『ヨーロッパのドボクを見に行こう』1)より引用します。

 パリ市内でセーヌ川を渡る橋は、全部で37橋ある。これらの多くは、パリの街のプライドをかけて、いつの時代でも最新の技術によって、最高の美しさに仕上げられている。(八馬,2015)

フランスは芸術の都などと呼ばれることも多い、文化の豊かな国ですが、そこにはプライドがあると再三書かれています。

それゆえ、出てくる構造物はどれもおしゃれすぎるものばかり。そしてその美しさをいつでも最高の状態にしていると。

本の中にも出てくるポンヌフという橋。

海外では建築学科が芸術学部などに属することも多いですが、それに近い「芸術から考えた」ような構造物があることも、フランス特有の何かによるものなのかな、と感じました。

 

これはごく一部の紹介ですが、海外渡航などがCOVID-19の感染拡大の影響で外出がしづらい今こそ、土木学生におすすめの本です。

今のうちに読んで、海外渡航などが出来るようになった時のために、妄想しておきましょう。(笑)

参考文献

1)八馬智:欧州のドボクを見に行こう,p.9,自由国民社,2015